"F&P流"商品開発の裏側 (プランニング編)

紫芋とビーツ

【はじめに】

F&Pでは日々商品開発に励んでおり、お客様にとって新たな発見になるような商品が提供できるよう努力を続けています。

例えば新たに商品を開発する際、トレンド・季節性・オペレーション・原価・調達など、多面的な視点で考える必要があり、極力1つの視点に注視しないよう心掛けています。

理由としては、どこかの視点に偏ってしまうと人気が出なかったり利益率が低かったりオペレーションが重たかったりと良い結果を生まない確率が上がってしまうからです。

なのでF&Pでは、そのような多面的な視点を「全体最適されている商品」が良い商品だと考えています。

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※現場での風景

【プランニングの起点】

商品のプランニングを進めるにあたり、はじめにアイデアの「起点」というものがあります。

例えば、2020年の冬にリリースした「紫芋とビーツの温活スムージー」では「身体を温める」という起点がありました。

基本的に冬の商品ですので、温かい商品を考案することが毎年恒例になってはいるのですが、「紫芋とビーツの温活スムージー」では新たな取り組みとして、食材の持つ効果にスポットを当ててプランニングを進めることとしました。

【管理栄養士さんの監修】

それにあたり、食材の効果などを謳うことになるのでそこに根拠が必要です。

そこで、F&Pアドバイサーとしても活動頂いている田原奈々絵先生に監修をお願いすることにしました。

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管理栄養士 / F&Pアドバイザー
田原 奈々絵先生
兵庫県出身。大学卒業後、管理栄養士免許を取得。
循環器内科クリニックにて生活習慣病・分子整合学・サプリメントなどの指導を行っている。
「食を通じて幸せに」をモットーに。
美味しいものを死ぬまで食べ続けるためにも!
健康投資を伝えたい想いで、現在はオンラインでの栄養相談やセミナー、執筆・監修などヘルスケアの分野で活動中。

これまで冬の商品は、「季節感」や「美味しさ」を意識することが多かったので、「食材の持つ効果にスポットをあてる」ことはいわば新たなチャレンジです。

プランニング業務は一回「型」ができてしまうと、その型の中で繰り返してしまう傾向があります。

そういう意味では、型にはまらないこのような新たなチャレンジは今後も取り入れて行きたいですね。

【レシピのプランニング】

「身体を温める」「管理栄養士監修」この2点が決まりましたので、ここからはそのテーマを基に具体的なレシピのプランニングを行っていきます。

やり方としては、まず田原先生とブレストを行い「身体を温める」というキーワードから関連食材の洗い出しから始めました。

先生は専門家ですので、豊富な知識をお持ちです。

スムージーにも合うという視点で、様々な食材をご提案頂きました。

そしてその中で「根菜」が身体を温めるという視点には有効であることが見えてきたので、根菜を軸にレシピを組み立てていく事にしました。

【色からのアプローチ】

レシピを組み立てていく中で、見た目の色にインパクトがほしいという意見が社内の意見として上がってきました。

そこで着目したのが「紫芋」と「ビーツ」です。

F&Pでは元々「クリムゾン」という商品でビーツを使っていますので、スムージーにした時の味や使い勝手は分かっています。

そのうえで、紫芋をブレンドしても味的に問題なさそうです。

この2つの根菜を使えば色にかなりの特徴が出ますので、アプローチとして面白いと思い紫芋とビーツを主役に開発を進めていくこととなりました。

【おわりに】

以上のように、商品プランニングを進めてくうえで「起点」というものがまずはじめにあり、そこから発想を広げて実際の商品開発へと進めていきます。

その起点を生むためには、常日頃からの生活の中での気づきや時流を汲み取る感性が大切であり、我々メンバーもそのあたりの事を常に意識して行動しています。

今後も良い商品が届けていけるよう、常にアンテナを立てて商品開発に取り組んでいきたいと思います。

 

【執筆】F&Pジャパン株式会社 CPO 伊藤栄一 

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